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ダイヤモンド鑑定の正しい評価基準とは? 質屋業界のプロに聞く!

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ダイヤモンド鑑定の正しい評価基準とは? 質屋業界のプロに聞く!

ダイヤモンド鑑定の正しい評価基準とは? 質屋業界のプロに聞く!

2024/02/012024/02/06

ダイヤモンド鑑定という言葉を耳にすると、その輝きに魅了される人も多いのではないでしょうか。しかし、実際のところ、ダイヤモンドの価値はどのように決まるのでしょうか?今回は、質屋業界のプロに話を聞き、正しいダイヤモンドの評価基準について探ってみたいと思います。

目次

    ダイヤモンド鑑定の重要性とは?

    質屋でダイヤモンドを取り扱う際に重要になってくるのが鑑定です。ダイヤモンドは高価な宝石ですが、外見や大きさだけでは本物かどうか見分けることができません。特に、ラボグロウンダイヤモンドのように、科学的な分析を行わないと見分けがつかない高品質の人工ダイヤモンドが増えているため、鑑定がますます重要になっています。質屋では、お客様がお持ちになったダイヤモンドについて専門的な知識を持った鑑定士が鑑定を行い、その結果に基づいて査定価格を決定します。鑑定にあたっては、まずダイヤモンドの4つの特性=カラー、カット、クラリティ、カラット数の4Cを見極めます。鑑定基準に則って正確に評価することは、買い手と消費者、そして業界全体にとって信頼性を維持するためにも必要なことです。ダイヤモンドにはそれぞれ違いがあり、その詳細を正確に把握した上で適切な価格を設定することが、査定額の公正性を保ち、質屋としての信頼を得るために不可欠な要素となります。

    正しい鑑定基準を知り、トラブルを避けよう

    商品を鑑定するときに、正しい基準を知ることが非常に重要です。鑑定には専門知識や経験が必要であり、素人の目で見た見た目や価値だけで鑑定することはできません。 正しい鑑定基準を知らないと、トラブルに巻き込まれることがあります。例えば、見た目が良く高価そうな品物には偽物が存在することがあり、鑑定基準を知らずに高い評価をつけてしまうと、後にトラブルになることもあります。 一方で、正しい基準を知っている質屋は、高い信頼を持って取り扱いをすることができます。そのため顧客も安心して商品を売買できますし、品物自体も正当な価値がつきます。 正しい鑑定基準を知るためには、専門書を読んだり、先輩から学んだりすることが必要です。また、適切な研修を受けることも重要です。質屋で働く者は、日々研鑽を積み、正確な鑑定を行うことが大切です。 正しい基準に基づいた鑑定は、質屋としての信頼や信用を高めることができます。質屋は取り扱う商品に高い価値があるため、正確な鑑定が求められます。正しい基準を学び、トラブルを避けながら、顧客に対して高品質なサービスを提供することが求められます。

    どんな評価基準があるのか?プロが解説

    それでは、ダイヤモンドの鑑定に関連する主要な要素について解説していきます。

    先ほど説明した通り、ダイヤモンドは4Cと呼ばれる要素で評価され、価値が決まります。

    ①カラー(Color): ダイヤモンドの無色透明さが評価されます。D(無色)からZ(褐色)までのグレーディングがあります。無色であるほど価値が高まります。「A」ではなく、なぜ「D」が最高グレードなのか?と不思議に思われる方もいらっしゃるでしょう。かつては、明確な定義のないA、B、Cによる分類、アラビア数字(0、1、2、3)やローマ数字(I、II、III)など様々な表記が使われていましたが、統一性のなさで消費者を誤解させたり、トラブルや混乱を引き起こすとして不評だったためです。そこでGIAが「D」を最高ランクとする評価システムを導入し、それが定着したためです。

    ②カット(Cut): ダイヤモンドのカットは、その光学的特性を決定します。良いカットは美しい輝きを生み出します。価値の高い順に、Excellent、Very Good、Good、Fair、Poorと分類されます。Excellentのうち、「プロポーション(カットの総合評価)」「シンメトリー(左右対称性)」「ポリッシュ(表面研磨)」のすべてにおいて最高基準を満たしたものは『3EX(トリプルエクセレント)』と表示されます。

    ③クラリティ(Clarity): ダイヤモンド内のインクルージョン(内包物)やビジブルな不純物の程度を評価します。FL(完全に内包物がない)からI3(目に見える内包物が多い)までのグレーディングがあります。

    ※高評価(FL→IF→VVS1→VVS2→VS1→VS2→SI1→SI2→I1→I2→I3)低評価

    ④カラット(Carat): ダイヤモンドの重さを示す単位で、1カラットは約0.2グラムです。通常、カラット数が大きいほど価値が高まります。

    その他の要素:

    I:フルーレッセンス(Fluorescence): ダイヤモンドが紫外線に対して発光するかどうか。高いフルーレッセンスがある場合、価値が低下することがあります。

    Ⅱ:形状(Shape): ラウンド、プリンセス、エメラルドなど、様々な形状があります。形状も価値に影響を与えます。

    Ⅲ:証明書(Certificate): 信頼性のある宝石鑑定機関によって発行された鑑定書があると、ダイヤモンドの正確な品質が確認できます。

    ダイヤモンドの鑑定には、世界中の宝石鑑定機関が関与しています。例として、GIA(Gemological Institute of America)、IGI(International Gemological Institute)、HRD(Hoge Raad voor Diamant)などがあります。これらの機関が発行する鑑定書は、市場での信頼性が高いです。

    なお、日本国内においては中央宝石研究所およびGIAの鑑定書が付いたものが信頼性が高いとされています。

    ダイヤモンドを購入または鑑定する際には、これらの要素を考慮し、信頼性のある鑑定機関による鑑定書を確認することが重要です。

    鑑定料金は高額なのか?気になるところ

    先ほどご紹介した様な宝石鑑定機関にご自身のダイヤモンドの鑑定を依頼する場合は費用が発生します。しかし、質屋で担保品を査定し、買取や質預かりを行う際には鑑定料金は発生しません。なぜなら、鑑定と査定は不可分なため質屋による簡易鑑定は査定業務の重要な要素となり、業務の範囲にあたるからです。なお、宝石鑑定機関が行うるルース(裸石=指輪やネックレスなど製品にセットされない状態の宝石)による鑑別機器を活用した科学検査とは異なり、質屋が行うのは経験とデータに基づく簡易鑑定に過ぎません。従って、鑑定士の熟練度や評価基準によって誤差がでることが普通です。そのため、質屋等が店頭で実施するダイヤモンドの鑑定は「簡易鑑定」をに過ぎず、鑑定書レベルの正確な鑑定を希望するお客様はまず、宝石鑑定機関に相談してみてください。

    信頼できる質屋を選ぶポイント

    質屋でお金を借りる際には、信頼できる質屋を選ぶことが重要です。しかし、どのような点を見て選ぶべきか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、信頼できる質屋を選ぶポイントをいくつか紹介します。 まずは、その質屋が法律に基づいて管理されているかどうかを確認しましょう。法律に基づいて運営されている質屋は、適正な条件で取引が行われることが保証されています。 宝石鑑定資格などの資格を持っているかどうかもポイントの一つです。また、質屋の評判も重要なポイントの1つです。インターネット上で口コミを調べたり、身内や知人に聞いてみることで、信頼できる質屋であるかどうかが分かります。 さらに、質預かり物の取扱いも確認しておく必要があります。質屋で預けた品物は、有価物であるためしっかりと管理される必要があります。そのため、質屋が預けた品物をどのように保管し、取り扱っているかも確認する必要があります。 以上のように、信頼できる質屋を選ぶためには、法律に基づく運営や評判、質預かり物の取扱いなどを調べることが大切です。これらのポイントを押さえて選ぶことで、安心してお金を借りることができます。

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